Appendix A.1 BIOS 一覧

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←7章 MSX拡張BIOS仕様

A.2 ワークエリア →

　ここではユーザーが利用可能なBIOSエントリを紹介します。
　BIOSにはMAIN ROMとSUB ROM内のルーチンの2種類があり、コールの手順はそれぞれ異なります。ここでエントリは次のように表記します。

　記号は次のような意味を持ちます。

記号	意味
MSX	MSX1からサポートされているルーチン
MSX2	MSX2用に追加または機能拡張されたルーチン。
MSX2+	MSX2+用に追加または機能拡張されたルーチン。

　[A]、[HL]などレジスタ名を[]で囲んだものは、そのレジスタの内容を示します。例えば、HLレジスタの内容が8000Hであった場合に、[HL]とは8000Hを示していることになります。
　【】で囲んだものは、ワークエリア中の名前と番地です。例えば、【PRTFLG(F416H)】とあれば、ワークエリアのF416H番地にあるPRTFLGという名前の場所を示します。「A.2 ワークエリア」をご参照ください。

A.1.1 MAIN ROM

TOP ↑ ↓

　MAIN ROM内のルーチンを呼び出す場合は、通常のサブルーチンコールとしてCALL命令または、RST命令で行います。

RST関係
　以下のRSTのうち、RST 00H～RST 28HはBASICインタプリタが使います。RST 30Hはインタースロットコールに、RST 38Hはハードウェア割り込みに使います。

CHKRAM (0000H/MAIN)

　　機　能　　

RAMをチェックし、システム用のRAMに使うスロットを選択します。このルーチンの実行後は、さらに初期化のルーチンへ分岐します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

SYNCHR (0008H/MAIN)

　　機　能　　

HLレジスタが指す文字が指定した文字かどうかを調べます。違っていたら「Syntax error」を発生し、同じであればCHRGTR (0010/MAIN)へジャンプします。

　コール手順　

チェックする文字。このルーチンを呼び出すRST命令の後に比較する文字を入れる（インラインパラメータ）。

　　例　　

         ld     hl, moji
         rst    08h
         db     'A'
               ・
               ・
               ・
moji:    db     'B'

　　戻り値　　

	HL	+1される
	A	1つ選んだHLの指す文字
	CYフラグ	チェックした文字が数字であればセット
	Zフラグ	ステートメントの終わり（00Hまたは3AH）ならばセット

変更レジスタ

AF、HL

RDSLT (000CH/MAIN)

　　機　能　　

Aレジスタの値に対応するスロットを選択し、そのスロットのメモリを1バイト読み出します。このルーチンを呼ぶと、割り込みを禁止し、実行後も割り込みは解除されません。

　コール手順　

スロット操作

読み込むメモリの番地

　　戻り値　　

読み込んだメモリの値

変更レジスタ

AF、BC、DE

CHRGTR (0010H/MAIN)

　　機　能　　

BASICテキストから文字（またはトークン）を取り出します。

　コール手順　

読み込む文字が入っているメモリの番地

　　戻り値　　

	HL	+1される
	A	1つ選んだHLの指す文字
	CYフラグ	チェックした文字が数字であればセット
	Zフラグ	ステートメントの終わり（00Hまたは3AH）ならばセット

変更レジスタ

AF、HL

WRSLT (0014H/MAIN)

　　機　能　　

Aレジスタの値に対応するスロットを選択し、そのスロットのメモリに値を書き込みます。このルーチンを呼ぶと、割り込みを禁止し、実行後も割り込みは解除されません。

　コール手順　

	A	スロット操作（形式はRDSLTと同じ）
	HL	書き込むメモリの番地

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

AF、BC、D

OUTDO (0018H/MAIN)

　　機　能　　

現在使っているデバイスに値を出力します。

　コール手順　

	A	出力する値
	【PRTFLG(F416H)】	0以外であれば、プリンタに出力
	【PTRFIL(F864H)】	0以外であれば、PTRFILで示されるファイルへ出力

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

なし

CALSLT (001CH/MAIN)

　　機　能　　

他のスロットのルーチンを呼び出します（インタースロットコール）。

　コール手順　

	IX	上位8ビットにスロット番号（形式はRDSLTと同じ）
	IY	コールする番地

　　戻り値　　

呼び出すルーチンによる

変更レジスタ

呼び出すルーチンによる

DCOMPR (0020H/MAIN)

　　機　能　　

HLレジスタとDEレジスタの内容を比較します。

　コール手順　

	HL	比較する値1
	DE	比較する値2

　　戻り値　　

	Zフラグ	HL=DEならばセット
	CYフラグ	HL<DEならばセット

変更レジスタ

ENASLT (0024H/MAIN)

　　機　能　　

Aレジスタの値に対応するスロットを選択し、以降そのスロットを使用可能にします。このルーチンを呼ぶと、割り込みを禁止し、実行後も割り込みは解除されません。

　コール手順　

	A	スロット操作（形式はRDSLTと同じ）
	HL	呼び出すアドレス

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

GETYPR (0028H/MAIN)

　　機　能　　

DAC（デシマルアキュムレータ）の型を調べます。

　コール手順　

なし（【VALTYP(F663H)】にはDACの型が入っている）

　　戻り値　　

DACの型によって、S、Z、P/V、CYフラグが以下のように変化する

整数型	単精度実数型	文字型	倍精度実数型
C=1	C=1	C=1	C=0^*
S=1^*	S=0	S=0	S=0
Z=0	Z=0	Z=1^*	Z=0
P/V=1	P/V=0^*	P/V=1	P/V=1

各型は、*のついたフラグを調べればチェックできる

変更レジスタ

CALLF (0030H/MAIN)

　　機　能　　

別のスロットにあるルーチンを呼び出します。

　コール手順　

rst	30h
db		n		; n はスロット番号(形式はRDSLTと同じ)
dw		nn		; nnは呼び出すスロットアドレス

　　戻り値　　

呼び出すルーチンによる

変更レジスタ

AF、その他は呼び出すルーチンによる

KEYINT (0038H/MAIN)

　　機　能　　

タイマ割り込みの処理ルーチンを実行します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

なし

INITIO (003BH/MAIN)

　　機　能　　

デバイスを初期化します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

INIFNK (003EH/MAIN)

　　機　能　　

ファンクションキーの内容を初期化します。このルーチンを実行後、画面をクリアするとファンクションキーの表示も変わります。

　コール手順　

なし

　　戻り値

なし

変更レジスタ

すべて

DISSCR (0041H/MAIN)

　　機　能　　

画面表示を禁止します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

AF、BC

ENASCR (0044H/MAIN)

　　機　能　　

画面を表示します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　

なし

変更レジスタ

AF、BC

WRTVDP (0047H/MAIN)

　　機　能　　

VDPのレジスタに値を書き込みます。

　コール手順　

	C	VDPのレジスタ番号（レジスタ番号は0～23、32～46）
	B	書き込む値

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

AF、BC

RDVRM (004AH/MAIN)

　　機　能　　

VRAMの指定したアドレスの内容を読み出します。ただし、このルーチンはTMS9918(MSX1のVDP)に対するもので、VRAMのアドレスは下位14ビットのみが有効です。全ビットを使うときは、NRDVRM(0174H/MAIN)を使います。

　コール手順　

VRAMのアドレス

　　戻り値　　

読み出した値

変更レジスタ

WRTVRM (004DH/MAIN)

　　機　能　　

VRAMにデータを書き込みます。ただし、このルーチンはTMS9918に対するもので、VRAMのアドレスは下位14ビットのみが有効です。全ビットを使うときは、NVRVRM(0177H/MAIN)を使います。

　コール手順　

	HL	VRAMのアドレス
	A	書き込む値

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

SETRD (0050H/MAIN)

　　機　能　　

VDPにVRAMアドレスをセットして、読み出せる状態にします。このルーチンはVDPのアドレスオートインクリメントの機能を使って、連続したVRAM領域からデータを読み出すときに使います。このルーチンの実行後はポートから直接VRAMから読み出します。したがって、RDVRMをループ中で使うより高速な読み出しができます。ただし、このルーチンはTMS9918に対するもので、VRAMのアドレスは下位14ビットのみが有効です。全ビットを使うときは、NSETRD(016EH/MAIN)を使います。

　コール手順　

VRAMアドレス

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

SETWRT (0053H/MAIN)

　　機　能　　

VDPにVRAMアドレスをセットして、書き込める状態にします。使用目的はSETRDと同じです。ただし、このルーチンはTMS9918に対するもので、VRAMのアドレスは下位14ビットのみが有効です。全ビットを使うときは、NSTWRT(0171H/MAIN)を使います。

　コール手順　

VRAMアドレス

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

FILVRM (0056H/MAIN)

　　機　能　　

VRAMの指定領域を同一のデータで埋めます。ただし、このルーチンはTMS9918に対するもので、VRAMのアドレスは下位14ビットのみが有効です。全ビットを使うときは、BIGFIL(016BH/MAIN)を使います。

　コール手順　

	HL	書き込みを開始するVRAMアドレス
	BC	書き込む領域の長さ(バイト数)
	A	書き込む値

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

AF、BC

LDIRMV (0059H/MAIN)

　　機　能　　

VRAMからメモリへデータをブロック転送します。

　コール手順　

	HL	転送元のVRAMアドレス(指定するVRAMアドレスは全ビットが有効)
	DE	転送先のRAMアドレス
	BC	転送する長さ(バイト数)

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

LDIRVM (005CH/MAIN)

　　機　能　　

メモリからVRAMへデータをブロック転送します。

　コール手順　

	HL	転送元のRAMアドレス
	DE	転送先のVRAMアドレス(指定するVRAMアドレスは全ビットが有効)
	BC	転送する長さ(単位はバイト)

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

CHGMOD (005FH/MAIN)

　　機　能　　

スクリーンモードを変えます。パレットは初期化しません。パレットの初期化が必要なときは、CHGMDP（00D1H/SUB）を使います。

　コール手順　

スクリーンモード（0～8）

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

CHGCLR (0062H/MAIN)

　　機　能　　

画面の色を変えます。

　コール手順　

	【FORCLR(F3E9H)】	前景色
	【BAKCLR(F3EAH)】	背景色
	【BDRCLR(F3EBH)】	周辺色

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

NMI (0066H/MAIN)

　　機　能　　

NMI（Non Maskable Interrupt）処理ルーチンを実行します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

なし

CLRSPR (0069H/MAIN)

　　機　能　　

	すべてのスプライトを次のように初期化します。
	スプライトパターン	ヌル
	スプライト番号	スプライト面番号
	スプライトカラー	前景色
	スプライトの垂直位置(SCREEN 0～3)	209
	スプライトの垂直位置(SCREEN 4～12)	217

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

INITXT (006CH/MAIN)

　　機　能　　

画面をTEXT1モード（SCREEN 0、40×24）に初期化します。このルーチンはパレットを初期化しません。パレットの初期化が必要であれば、このルーチンを実行した後、INIPLT（0141H/SUB）を実行します。

　コール手順　

	【TXTNAM(F3B3H)】	パターンネームテーブルのアドレス
	【TXTCGP(F3B7H)】	パターンジェネレータテーブルのアドレス
	【LINL40(F3AEH)】	1行の幅（WIDTH文によって設定する値）

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

INIT32 (006FH/MAIN)

　　機　能　　

画面をTEXT2モード（SCREEN 1、32×24）に初期化します。このルーチンはパレットを初期化しません。パレットの初期化が必要であれば、このルーチンを実行した後、INIPLT（0141H/SUB）を実行します。

　コール手順　

	【T32NAM(F3BDH)】	パターンネームテーブルのアドレス
	【T32COL(F3BFH)】	カラーテーブルのアドレス
	【T32CGP(F3C1H)】	パターンジェネレータテーブルのアドレス
	【T32ATR(F3C3H)】	スプライトアトリビュートテーブルのアドレス
	【T32PAT(F3C5H)】	スプライトジェネレータテーブルのアドレス
	【LINL32(F3AFH)】	1行の幅（WIDTH文によって設定する値）

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

INIGRP (0072H/MAIN)

　　機　能　　

画面をGRAPHIC1モード（SCREEN 2）に初期化します。このルーチンはパレットを初期化しません。パレットの初期化が必要であれば、このルーチンを実行した後、INIPLT（0141H/SUB）を実行します。

　コール手順　

	【GRPNAM(F3C7H)】	パターンネームテーブルのアドレス
	【GRPCOL(F3C9H)】	カラーテーブルのアドレス
	【GRPCGP(F3CBH)】	パターンジェネレータテーブルのアドレス
	【GRPATR(F3CDH)】	スプライトアトリビュートテーブルのアドレス
	【GRPPAT(F3CFH)】	スプライトジェネレータテーブルのアドレス

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

INIMLT (0075H/MAIN)

　　機　能　　

画面をMULTI COLORモード（SCREEN 3）に初期化します。このルーチンはパレットを初期化しません。パレットの初期化が必要であれば、このルーチンを実行した後、INIPLT（0141H/SUB）を実行します。

　コール手順　

	【MLTNAM(F3D1H)】	パターンネームテーブルのアドレス
	【MLTCOL(F3D3H)】	カラーテーブルのアドレス
	【MLTCGP(F3D6H)】	パターンジェネレータテーブルのアドレス
	【MLTATR(F3D7H)】	スプライトアトリビュートテーブルのアドレス
	【MLTPAT(F3D8H)】	スプライトジェネレータテーブルのアドレス

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

SETTXT (0078H/MAIN)

　　機　能　　

VDPのみをTEXT1モード（SCREEN 0、40×24）にします。

　コール手順　

INITXTと同じ

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

SETT32 (007BH/MAIN)

　　機　能　　

VDPのみをTEXT2モード（SCREEN 1、32×24）にします。

　コール手順　

INIT32と同じ

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

SETGRP (007EH/MAIN)

　　機　能　　

VDPのみをGRAPHIC1モード（SCREEN 2）にします。

　コール手順　

INIGRPと同じ

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

SETMLT (0081H/MAIN)

　　機　能　　

VDPのみをMULTI COLORモード（SCREEN 3）にします。

　コール手順　

INIMLTと同じ

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

CALPAT (0084H/MAIN)

　　機　能　　

スプライトジェネレータテーブルの開始アドレスを獲得します。

　コール手順　

スプライト番号

　　戻り値　　

アドレス

変更レジスタ

AF、DE、HL

CALATR (0087H/MAIN)

　　機　能　　

スプライトアトリビュートテーブルの開始アドレスを獲得します。

　コール手順　

スプライト番号

　　戻り値　　

アドレス

変更レジスタ

AF、DE、HL

GSPSIZ (008AH/MAIN)

　　機　能　　

現在のスプライトサイズを獲得します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

	A	スプライトサイズ（バイト数）
	CYフラグ	16×16のサイズの場合のみセットし、それ以外のときはリセット

変更レジスタ

GRPPRT (008DH/MAIN)

　　機　能　　

グラフィック画面に文字を表示します。

　コール手順　

	A	キャラクタコード
	【LOGOPR(FB02H)】	スクリーンモードが5～12ならロジカルオペレーションコード

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

なし

GICINI (0090H/MAIN)

　　機　能　　

PSGを初期化し、PLAY文のための初期値を設定します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

WRTPSG (0093H/MAIN)

　　機　能　　

PSGのレジスタにデータを書き込みます。

　コール手順　

	A	PSGのレジスタ番号
	E	書き込むデータ

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

なし

RDPSG (0096H/MAIN)

　　機　能　　

PSGレジスタの値を読み出します。

　コール手順　

PSGのレジスタ番号

　　戻り値　　

読み出した値

変更レジスタ

なし

STRTMS (0099H/MAIN)

　　機　能　　

バックグラウンドタスクとして、PLAY文が実行中であるかどうかをチェックして、実行中でなければ音楽の再生を始めます。

　コール手順　

【QUEUE(F3F3H)】の示すアドレスに、中間言語に変換されたMMLデータをセット(「第2部 6.1 PLAY文BIOS」参照)

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

すべて

CHSNS (009CH/MAIN)

　　機　能　　

キーボードバッファの状態を調べます。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

Zフラグ

バッファが空であればセット、そうでなければリセット

変更レジスタ

CHGET (009FH/MAIN)

　　機　能　　

文字を1文字入力（入力待ちあり）します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

A 入力された文字コード

変更レジスタ

CHPUT (00A2H/MAIN)

　　機　能　　

文字を1文字表示します。

　コール手順　

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

CHPUT (00A2H/MAIN)

LPTOUT (00A5H/MAIN)

LPTSTT (00A8H/MAIN)

CNVCHR (00ABH/MAIN)

PINLIN (00AEH/MAIN)

INLIN (00B1H/MAIN)

QINLIN (00B4H/MAIN)

BREAKX (00B7H/MAIN)

BEEP (00C0H/MAIN)

CLS (00C3H/MAIN)

POSIT (00C6H/MAIN)

FNKSB (00C9H/MAIN)

ERAFNK (00CCH/MAIN)

DSPFNK (00CFH/MAIN)

TOTEXT (00D2H/MAIN)

GTSTCK (00D5H/MAIN)

GTTRIG (00D8H/MAIN)

GTPAD (00DBH/MAIN)

GTPDL (00DEH/MAIN)

TAPION (00E1H/MAIN)

TAPIN (00E4H/MAIN)

TAPIOF (00E7H/MAIN)

TAPOON (00EAH/MAIN)

TAPOUT (00EDH/MAIN)

TAPOOF (00F0H/MAIN)

STMOTR (00F3H/MAIN)

CHGCAP (0132H/MAIN)

CHGSND (0135H/MAIN)

RSLREG (0138H/MAIN)

WSLREG (013BH/MAIN)

RDVDP (013EH/MAIN)

SNSMAT (0141H/MAIN)

ISFLIO (014AH/MAIN)

OUTDLP (014DH/MAIN)

KILBUF (0156H/MAIN)

CALBAS (0159H/MAIN)

SUBROM (015CH/MAIN)

EXTROM (015FH/MAIN)

EOL (0168H/MAIN)

BIGFIL (016BH/MAIN)

NSETRD (016EH/MAIN)

　　機　能　　

VDPにアドレスをセットして、VRAMの内容が読める状態にします。

　コール手順　

VRAMのアドレス

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

NSTWRT (0171H/MAIN)

　　機　能　　

VDPにアドレスを設定して、VRAMに書き込める状態にします。

　コール手順　

VRAMのアドレス

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

NRDVRM (0174H/MAIN)

　　機　能　　

VRAMの内容を読み出します。

　コール手順　

読み出すVRAMのアドレス

　　戻り値　　

読み出した値

変更レジスタ

NWRVRM (0177H/MAIN)

　　機　能　　

VRAMにデータを書き込みます。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

	HL	書き込むVRAMのアドレス
	A	書き込む値

RDRES (017AH/MAIN)

　　機　能　　

RESETポートの内容を読み出します。

　コール手順　

なし

　　戻り値　　

読み出した値

変更レジスタ

なし

WRRES (017DH/MAIN)

　　機　能　　

RESETポートに値を書き込みます。ハードウェアリセットをシミュレートするときは、AレジスタのMSBを0にして、このBIOSをコールした後、BIOSの0番地にジャンプします。

　コール手順　

書き込む値

　　戻り値　　

なし

変更レジスタ

A.1.2 SUB ROM

TOP ↑ ↓

　SUB ROM内のルーチンを呼び出す場合は、以下のようにインタースロットコールを呼び出して使います。

ld     ix, BIOS entry address
call   extrom

　IXレジスタを壊したくない場合は、次のように呼び出します。

push   ix     ; save IX
ld     ix, BIOS entry address
jp     SUBROM

GRPPRT (0089H/SUB)

NVBXLN (00C9H/SUB)

NVBXFL (00CDH/SUB)

CHGMOD (00D1H/SUB)

INITXT (00D5H/SUB)

INIT32 (00D9H/SUB)

INIGRP (00DDH/SUB)

INIMLT (00E1H/SUB)

SETTXT (00E5H/SUB)

SETT32 (00E9H/SUB)

SETGRP (00EDH/SUB)

SETMLT (00F1H/SUB)

CLRSPR (00F5H/SUB)

CALPAT (00F9H/SUB)

CALATR (00FDH/SUB)

GSPSIZ (0101H/SUB)

GETPAT (0105H/SUB)

WRTVRM (0109H/SUB)

RDVRM (010DH/SUB)

CHGCLR (0111H/SUB)

CLSSUB (0115H/SUB)

DSPFNK (011DH/SUB)

WRTVDP (012DH/SUB)

VDPSTR (0131H/SUB)

SETPAG (013DH/SUB)

INIPLT (0141H/SUB)

RSTPLT (0145H/SUB)

GETPLT (0149H/SUB)

SETPLT (014DH/SUB)

BEEP (017DH/SUB)

PROMPT (0181H/SUB)

NEWPAD (01ADH/SUB)

CHGMDP (01B5H/SUB)

KNJPRT (01BDH/SUB)

REDCLK (01F5H/SUB)

WRTCLK (01F9H/SUB)

←7章 MSX拡張BIOS仕様

A.2 ワークエリア→

A.1.1 MAIN ROM

A.1.2 SUB ROM

1部ハードウェア

2部システムソフトウェア

3部 MSX-DOS

4部 VDP

5部スロットとカートリッジ

6部標準周辺機器のｱｸｾｽ

7部オプションの周辺機器

APPENDEX

turboR版

1部 MSX turbo R

2部 MSX-DOS2

3部 MSXView

4部 MSX-MIDI

APPENDEX